Drたろの在宅・緩和ケアのブログ始めます

在宅医療・緩和ケアは、超高齢・多死社会の日本で非常に重要な分野です。一方で、現場には在宅・緩和ケアの専門家がとても少ないため、

  • この薬って効果あるの?
  • 患者さん・家族のつらい気持ちにどう対応すればいいの?
  • 多職種で意見を合わせるのって難しい‥

と悩むことも多くあるのではないでしょうか?

私は総合診療、在宅医療・緩和ケアを専門とする医師です。

十数年間いろんな地域で働いてきましたが、看護師さんやケアマネジャーさんが在宅・緩和ケアについて現場で悩んでいる姿をたくさん見てきました。

このブログは、在宅医療に携わるすべての職種のみなさんが、現場で役立つ知識や実践的なノウハウを学べる場を目指しています。

このブログでは、私が主催している「Drたろの在宅・緩和ケアセミナー」でお話している内容を補完したり、日々のケアにすぐに活かせる知識・情報をお届けします

この記事では、Drたろの在宅・緩和ケアセミナーとは何か、そしてブログの目的を紹介します!

忙しい現場で働く皆さんにとって、少しでも学びの助けになれば幸いです

Drたろ

ぼくがDrたろです。現場で頑張る皆さんを応援しています!

目次

在宅医療・緩和ケアの現場で、こんな悩みはありませんか?

前述したように在宅医療、特に緩和ケアの専門家は全国的に不足しています。

やや古い(2013年)データですが、日本で専門的緩和ケアを利用している人は約24% と報告されており1)、地域差もかなり大きいです。いまでも(2024年時点)恐らく(日本の緩和医療専門医の数から考えても)そこまで大きくは変わっていないでしょう。

そんななかですから、各地域で行われている在宅・緩和ケアの質は、どこでも同じ、とは言い難いのが現状です。

ここで、現場でよく聞かれる悩みを3つご紹介します。

クスリの使い方が分からない‥というか、なぜ処方されているのか分からない

  • 麻薬が処方されているが、いつ使うべきか分からないな‥
  • なぜこのタイミングでこの薬が出されたんだろう‥
  • えっと~、そもそもこの薬は何のくすり・・?

在宅・緩和ケアの分野で使われる、様々な症状を和らげるためのクスリ。

在宅医療・ケアでは、病院のようにすぐに専門家に聞けるような環境ではありません

クスリについては、全ての職種が「ある程度の」知識はもっているに越したことはありません。

ブログやセミナーでは、在宅・緩和ケアで用いるクスリについて、選択方法や実践的な使い方のポイントについて、どの職種でも分かるように解説します

Drたろ

例えば、痛み止めの効果的な服用のタイミングや、リハビリの時に注意すべき副作用‥等々、実践的なアドバイスをしていくよ!

患者さんや家族の疑問に、うまく答えられない‥

私は、あとどのくらい生きられるんでしょうか?

この治療をしていて本当に良くなるんですか?

患者さんや家族から、こうした質問を受けたとき、どう対応するか迷った経験はありませんか?

「つらい気持ちを支えてあげたい」

でも、どうすればいいんだろうと、悩んでいる方、たくさんいますよね。

どう答えればいいか分からず、自分もつらくて患者さんから逃げ出したくなることもありますよね。

実践的なコミュニケーションスキルについても、これからたくさん紹介していきます!

多職種での連携がうまくいかない‥

医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャーに訪問介護士…、様々な職種が関わる在宅ケアの現場では、チーム内の意思疎通がうまくいかないことも、しばしばありますよね。

医者が言っていることも分かるけど、本人の希望を優先させてあげたい!

ここに家族の思いも乗っかってきますから、より複雑になります。さらに、在宅医療に関わるいろんな制度や介護保険も考えなければいけないため、複雑さがどんどん増していきます。

情報共有だけでも難しいのに、【みんなで意見を合わせる】のって、スゴく大変‥。

多職種での意思決定の方法、連携のコツについてもセミナーで解説していきます!

Drたろの在宅・緩和ケアセミナーとは?

「誰もが、いつでも、どこでも、標準的な在宅医療・緩和ケアを受けられる社会をつくりたい」

これが私が在宅・緩和ケアセミナーのビジョンです。

そのために、医療・介護従事者が「学んで、支える」。

そんな社会になってほしいと願い、セミナーを開催しています。

皆さんが直面する課題に応えるために、Drたろの在宅・緩和ケアセミナーでは、現場ですぐに役立つ実践的な知識を提供しています。

セミナーの特徴

実践的で現場に直結する内容!

最新のエビデンスに基づいた、在宅・緩和ケアの実践的な知識を、分かりやすく楽しく解説します。実例を基にした講義や、ワークショップ、ロールプレイ形式などを採用し、学んだことをすぐに現場で活かせます。

多職種で学ぶ!

看護師、ケアマネジャー、薬剤師から介護職、行政職の方まで多様な職種の受講者が参加します。研修会中に意見交換をしたり、お互いの視点を学びあう場となっています。

全国どこからでも参加可能

zoomを用いたオンライン研修会を主としているため全国どこからでも参加可能です。様々な地域の、異なる職種どうしで意見交換ができます。なお、オフライン(対面式)での研修会も行っており、より深い学びを提供することもできます。

セミナーで学べること

このセミナーでは、次のようなテーマを扱っています(ほんの一部です)

  • がん性疼痛の基本と薬の使い方
  • アドバンス・ケア・プランニングの基本と実践
  • お看取り期の医療・ケア
  • 認知症患者の緩和ケア

受講後には、「現場でのケアに自信が持てるようになった」、「むずかしいはずのクスリの話がスッと頭に入ってきました!」といった声を多数いただいています。

一般の方に向けての記事も書いていきます

ここまでは医療・介護従事者向けのお話。このブログでは、一般の方に向けても情報を発信していく方針です。

昨今では、終活、エンディングノートなどの言葉もよく耳にするようになりました。人生の最期を考えることは、今を一生懸命生きることにつながります。

最期に避けては通れないのが「医療・ケア」のこと。

このブログでは一般の方に対しても、「人生の最期に考えておいた方がいいこと」を分かりやすく解説していきます。

セミナーの詳細はこちら!

Drたろの在宅・緩和ケアセミナーについて、その開催理由、概要について紹介しました。

次回のセミナー情報や詳細は、公式ホームページをご覧ください。また、LINE公式アカウントへ登録いただければ、最新の情報や在宅医療・介護の現場ですぐに役立つ知識を配信しています。

セミナーに関する情報は、このブログでも定期的に発信していきますね!

一緒に楽しく、学んでいきましょう!

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